希少図録本 仏の荘厳158写真解説仏教美術密教美術荘厳具密教法具称名寺幡残闕錦幡観音菩薩像勢至菩薩像玉華鬘法華経剱阿書状翻刻鎌倉時代裂

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商品説明 ご覧下さりありがとうございます。画像の後に、商品説明がございます。 本の出品です。 【即決】ご入札いただければすぐにお取引が成立します。 希少図録本 仏の荘厳 飾り讃えるもの 荘厳具 仏教美術 密教美術 密教法具 称名寺 幡残闕 錦幡 観音菩薩像・勢至菩薩像 金属製光背 玉簾 玉華鬘 不動明王二童子像 仏像 仏画 法華経 剱阿書状翻刻 鎌倉時代裂 唐櫃 重要文化財 金工 神奈川県立金沢文庫 発行 2006年 約29.5x21x0.6cm 56ページ カラー28ページ ※絶版 鎌倉時代の寺院において、ほとけを讃え供養するために用いられる、荘厳具と呼ばれる飾りや法具をテーマとした珍しい展覧会の会場限定公式図録本。 称名寺霊宝の一つである幡残闘をはじ南北朝時代の巨大な錦幡や、称名寺開山審海上人ゆかりの密教法具、 緻密な装飾の施された仏像、また称名寺三重塔にあったと考えられる玉簾や玉華鬘、近年公開されていなかった称名寺十一面観音像の光背など、35件、158点の作品写真図版とその詳細な解説を付したもの。 資料編では、剱阿書状、法華護摩支度事などの翻刻活字起こしや、称名寺の幡残闕、秦野・金剛寺阿弥陀堂観音・勢至菩薩像の金属製光背についてのコラムなど、内容充実の大変貴重な資料本。 【ごあいさつ】 寺院では、荘厳具と呼ばれる飾りや法具を用いて、儀式や法要が営まれてきました。本来、荘厳具や法具は、ほとけを讃えるためのもの、供養するためのものでしたが、ほとけ自身もまた、経典の記述などに従い、さまざまな装飾で飾られました。本展示では、このたび第一期修理が完了した、称名寺霊宝の一つである幡残闘をはじめとして、南北朝時代の巨大な錦幡や、称名寺開山審海上人ゆかりの密教法具、緻密な装飾の施された仏像、また称名寺三重塔にあったと考えられる玉簾や玉華鬘、近年公開されていなかった称名寺十一面観音像の光背など、さまざまな形で飾られたほとけや、 ほとけを飾り讃えてきた品々をご紹介いたします。この展示を通して、古の人々のほとけを飾り讃えた深い想いを感じていただければ幸いです。最後に、本展の開催にあたり、格別なご配慮とご協力を賜りました方々に、篤くお礼申し上げます。 【目次】 謝辞 はじめに カラー図版 ほとけをなぜ飾るのか 荘厳に用いられてきたもの 堂内を飾るもの 審海上人ゆかりの法具 モノクロ図版 コラム 秦野・金剛寺阿弥陀堂の観音菩薩像・勢至菩薩像とその金属製光背 観音・勢至菩薩像の概要 光背 称名寺の幡残闕について 鎌倉時代の裂 唐織物/縞と格子 近世の裂 慶長裂 一覧表 作品解説 資料編 翻刻活字起こし 剱阿書状土代 等空書状 称名寺塔荘厳日記 法華護摩支度事 唐櫃底内重宝記 当山霊宝記 古幡修理銘文 幡華鬘 幡深義 称名寺古幡再興由来 ほか 出品リスト 参考文献 【協力】 池田公憲・井上久美子・薄井和男・岡田晃司・佐々木登美子・澤田和人・須方審證・須方隆證・諏訪問伸・照山義正・内藤信夫・山本勉 伊勢原市教育委員会・円光寺・金剛寺・称名寺・館山市教育委員会・館山市立博物館・千葉県教育委員会・宝城坊) 【凡例】 ・本書は平成十八年二月十六日(木)~四月十六日(日)の期間で、当文庫において開催される企画展「仏の荘厳~飾り讃えるもの~」の展示図録です。 ・「重文」は国指定重要文化財を、「神奈川県文」は神奈川県指定重要文化財を、「千葉県文」は千葉県指定有形文化財を、資料名に続く(○×△□)は金沢文庫古書の整理番号を、(金文○×△□/○×△□)は「金沢文庫古文書」番号と、「重要文化財金沢文庫文書」整理番号とを、それぞれ示しています。 ・所蔵者を特に明記していない資料は、称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫保管の資料です。・解説文中では常用漢字を用い、翻刻では原則として資料で用いられている漢字を用いています。 ・コラム「秦野・金剛寺阿弥陀堂の観音・勢至菩薩像とその金属製光背」は山本勉氏(清泉女子大学教授)および佐々木登美子氏(神奈川県立歴史博物館学芸員)が、コラム「称名寺の幡残闘について」は澤田和人氏(国立歴史民俗博物館助手)が執筆しました。本展の企画および本図録の編集・コラム以外の原稿執筆は、向坂卓也(学芸員)が担当し、瀬谷貴之(学芸員)の協力を得ました。また展示に伴う調査にあたっては、瀬谷の他、鈴木良明(学芸企画担当部長)の協力を、資料翻刻にあたっては西岡芳文(主任学芸員)の協力を得ました。 表紙 観音菩薩 勢至菩薩立像 鎌倉時代 秦野市・金剛寺 裏表紙 幡残闕のうち二八号片鎌倉時代 【はじめに】より 荘厳とは、さまざまな道具や飾りで、ほとけや仏堂などを美しく飾りつけることであるが、実際に寺院を訪れると、さまざまな飾りで綺羅綺羅しく飾られているのを、目にすることが多いかと思う。これらはほとけを供養するものであったり、讃えるためのものであったりするのであるが、それらには根拠とされる仏典が存在している。その根拠の一つが、鳩摩羅什によって漢訳された、八巻本の「法華経」である。 「法華経」は、「日本書紀」には聖徳太子が「法華経」を講義したことが記され、奈良時代には「金光明最勝王経」などと並んで護国経典となったように、古くからわが国でも尊ばれた経典である。この「法華経」には二八品の章立てがあるが、最初の序品に続く方便品に、飾る根拠とされる文言があることが、多くの先人達によって指摘されている。その文言とは、金、銀、瑠璃、瑪瑙などの貴金属や宝石によって仏塔を飾ったり、香木などで仏像を作ったり、美しい仏画を描いたりすることは、皆、成仏につながる行為であると説かれた部分である。また同時に、そのような材料が無い荒野であれば、石や砂で作ったとしても、自分で作れなければ人に作らせたとしても、さらには子供が戯れに泥を捏ねて塔や仏像を作ったり、木の棒や爪で仏画を描いたりしたものであったとしても、皆、成仏につながる行為であるとも説かれている。 この文言は、本来、その人の置かれた状況に応じて、可能な範囲で行ったことであれば、本質的に等しくほとけを供養したことになり、功徳を積んだことになると説いたものと考えられる。しかし、このあらゆる行為が成仏につながるという「法華経」の考え方が、平安時代、よりよい素材で、より腕のよい仏師や職人に作らせたのであるならば、その功徳は計り知れないものであると解釈されるに至り、貴紳達がこぞってほとけを飾る行為に正当性を与えたということは、既に指摘されているとおりである。このことは、現存する装飾経の多くが「法華経」であることからも、首肯できる。その一方で、万灯を供養した阿闍世王には成仏が約束されず、わずか一灯を供養した貧しい老女には成仏が約束されたという、「貧女の一灯」の説話も存在する。末法の到来がまことしゃかに唱えられた時代にあって、貴紳達は、持てる者はより多くの供養をしなければならないという強迫観念に囚われ、際限の無い荘厳を繰り返していたのかもしれない。 さて本展示では、緩やかではあり、互いに相関しあうものではあるが、いくつかのテーマに分けて、ほとけを飾り讃えてきたものを紹介していくこととしたい。まず、「ほとけをなぜ飾るのか」では、先に述べた「法華経」をはじめとして、その荘厳を具現化したような仏像を紹介する。また密教において、原則として定められたとおりに仏像を作ったり、仏画を描いたりしなければ、その法要の効果が薄くなってしまうとされたため、ほとけの姿を記した図像に沿って作られたことを、実作例を通して紹介して行く。 ついで「装飾に用いられてきたもの」では、金箔を細く切って文様を作った金切金文や、単体でも優れた工芸品であるような胸飾や光背、光背に組み込まれていた、ほとけを供養する姿の天人像なども紹介する。そして「堂内を飾るもの」では、大寺院で用いられた、巨大な錦製の幡や称名寺の三重塔内を飾っていたと考えられる荘厳具、時を超えて一堂に会した、称名寺開山審海上人ゆかりの密教法具、さらに、この度第一期修理の完成した、幡残闕を紹介する。 この幡残間は、近年発見された、元禄十六年(一七〇三)の修理に携わった海岸寺周悦の記録に、「善盡美盡(善をつくし美をつく)セリ」とあり、細かい破片を一つたりとも無くさないようにして修理したと記された、錦幡の破片である。これらは、周悦の修理から数百年の時を数え、再び断片となってしまってはいるが、作られた鎌倉時代から修理された江戸時代まで、それぞれの時代の、極めて貴重な染織品資料群である。 「善をつくし美をつくし」という言葉は、藤原実資の日記である「小右記」に、寛弘九年(一〇一二)五月十七日の法華講五巻日の捧物が、皆金銀であったことを評して「盡善盡美」と記されていることで知られている。「善をつくし美をつくし」という言葉は、院政期に入ると、美の本質、もしくはほとけへの作善を意味するとされる「善」という語が見られなくなって、表面的な美しさである「美麗」という言葉で語られるようになったといい、仏への荘厳も「美麗」へと傾いていったとされている。周悦の修辞とはいえ、「美」のみならず「善」をもつくした幡の残闕をはじめ、この場に集った、ほとけを飾り識えてきたものを通じて、古の人々の、篤い祈りを感じ取っていただければ幸いである。 【作品解説】より一部紹介 重要文化財 法華経 巻一 弥勒菩薩立像像内納入品のうち一巻 鎌倉時代 縦二〇・九 横七五九・一 法華経は仏を荘厳する根拠の一つと考えられている経典で、本品は称名寺本尊弥勒菩薩立像の像内に、願文などと共に納入されていたものである。その版型や書体から、極楽寺で開版されたものと推測されている。 法華経の方便品第二には、金銀宝石あるいは香木で塔を建てたり、仏像を厳かに飾ったり、美しい仏像を描いたりする以外に、子供が砂を集めて作ったような塔や、木の枝や爪で描いた仏画であっても、功徳を積んだことになると記されている。また経文によれば、自分で作る以外に、人に作らせても功徳を積んだことになるという。これらの記述は、住んでいる地域や財力などによって、ほとけを供養する行為に違いがあっても、供養するという本質においては違いが無いとするものと考えられる。しかしこの記述が、平安時代後期以降、一流の仏師や画仏師に最高の材料を与えて仏像や仏画を作らせたならば、その功徳は計り知れないと拡大解釈され、貴神達の仏事の隆盛を招いたと考えられている。 <「方便品」該当箇所> (前略) 諸佛滅度已 供養舎利者 起萬億種塔 金銀及頗梨 以下略 【出品リスト】(特記の無いものは称名寺所蔵もしくは称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫保管) 観音菩薩・勢至菩薩立像 二振 鎌倉時代 秦野市・金剛寺 重文 法華経巻一 (弥勒菩薩立像像内納入品のうち) 一巻 鎌倉時代 重文 弥勒菩薩立像胸飾 一点 鎌倉時代 飛天像残欠 五振 鎌倉時代 伊勢原市・宝城坊 神奈川県文 錦幡および唐櫃 一具 南北朝時代 伊勢原市・宝城坊 千葉県文 密教法共 二一点 鎌倉時代 館山市・小網寺 五鈷鈴 独鈷杵 五鈷杵 金剛盤 花瓶 羯磨 羯磨台 柄香炉 輪宝 四厥 ほか 重文 妙鉢 一双 鎌倉時代 審海上人像 一幅 室町時代 密教法具 三点 鎌倉時代 幡残闕 八〇片 鎌倉~江戸時代 幡心紙 一点 江戸時代 幡心木 三点 江戸時代 覚褝抄のうち弥勒法 一巻 鎌倉時代 重文 増一阿含経巻二八(宋版一切継のうち) 一巻 南宋時代 重文 釈迦如来立像光背 一面 江戸時代 覚褝抄のうち不動法 一巻 鎌倉時代 不動明王二童子像 三躯 鎌倉時代 重文 十一面観音菩薩立像光背 一面 鎌倉~江戸時代 観音菩薩・勢至菩薩立像 二振 鎌倉時代 阿弥陀三尊来迎図 一幅 謙倉時代 覚禅抄のうち求聞持法 一巻 鎌倉時代 複製 虚空蔵菩薩像(原本:重文 東京国立博物館) 一幅 重文 称名寺塔荘厳日記(金文五九八六/一八九一) 一紙 南北朝時代 常山霊宝記 一冊 江戸時代 重文 金銅装宝篋印塔 一基 鎌倉時代 称名寺境内図 一幅 江戸時代 重文 玉簾 一面 鎌倉時代 重文 玉華鬘 三面 鎌倉時代 木製華鬘残欠 二点 鎌倉時代 金銅華鬘 二面 鎌倉時代 龍頭・鷁頭 五点 鎌倉時代 唐櫃底内重宝記 一紙 室町時代 称名寺古幡再興由来 一紙 江戸時代 重文 釼阿件状上代(金文二四七八/一六四九) 一紙 鎌倉時代 重文 等空書状(金文一九九八/七七〇)一紙 鎌倉時代 重文 法華護摩支度(金文六〇〇六/二七一四) 一紙 鎌倉時代 香象 一点 江戸時代 幡花鬘 一帖 鎌倉時代 幡深義 一帖 鎌倉時代 ★状態★ 外観は通常保管によるスレ、小しみ程度、目立った書込み・線引無し、 問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください) <絶版・入手困難本>オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。 古本・中古品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。 ★お取引について★ ■商品が到着しましたら、必ず「受取連絡」のお手続きをお願い申し上げます。 ■中古品です。それなりの使用感がございます。 モニタのバックライトの作用により、写真画像は実際よりきれいに見えがちです。 ■絶版・廃盤、一般の書店で販売されない限定販売、 書店や出版社で在庫切れである、またはその他の理由により、 定価に関係なく相場に合わせて高額となる場合があります。 ■「かんたん決済支払明細」の画面を保存・印刷することで領収書に代えさせて頂きます。 ■PCよりの出品です。携帯フリマサイトのようにすぐにご返信はできかねます。 ■かんたん決済支払期限が切れた場合、連絡が取れない場合、 落札者都合にてキャンセルいたします。 ■土・日・祝日は、取引ナビでの応答・発送をお休みしております。 他に連絡・発送のできない日は自己紹介欄に記載しております。 ■万一、商品やお取引に問題があった場合は、いきなり評価ではなく、 取引ナビにてご連絡ください。 誠実に対応いたしますので、ご安心いただけますと幸いです。 ■上記の点をご了承頂ける方のみ、 ご入札くださいますようお願い申し上げます。 ★商品の状態について★ 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